【離乳食】たまごを学ぼう

栄養

良質なタンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富で、積極的に取り入れたい食材。
中でも特徴的なのが、タンパク質のアミノ酸バランスの良さ。
人間の体内で作る事が出来ない必須アミノ酸の組成が優れているため、卵のタンパク質は、良質で栄養価の高い食品であると言えます。

アレルギーと離乳食での注意点

卵はもちろん離乳食に使えるのですが、心配なのは「アレルギー」。
卵アレルギーは3歳未満の子どもに多くあると言われています。
半熟卵でアレルギーが出ることもありますので、3歳までは必ずしっかり火を通すようにしてください。

卵アレルギーの症状の特徴

卵アレルギーの症状としてよく言われているのは、じんましんや咳、嘔吐、下痢などです。
食べてすぐに出る場合もあれば、数時間経ってから症状が出る場合もあります。
卵は、パンやお菓子、揚げ物、ハンバーグなど色々なものに使われているので、市販の食品を使う場合はよく注意してください。
※アトピー性皮膚炎など、鶏卵アレルギーのリスクが高い赤ちゃんは、アレルギー専門医などと連携を取って、どのようにすすめていくのかを決めましょう。

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」より

食物アレルギーの発症を心配して、離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はないことから、生後5~6ヶ月頃から離乳を始めるように情報提供を行う。
日本小児アレルギー学会では、卵アレルギーの発症を予防するためには、離乳食での卵の摂取を遅らせるのではなく、医師の管理のもと、生後6ヶ月から少しずつ食べさせることを推奨しています。

卵の進め方

●6ヶ月頃(離乳食初期の後半)→まずは「卵黄のみ」
しっかり加熱をして、かたゆで卵の「卵黄のみ」を、耳かき1杯程の微量をあげる。
卵黄は最初は、耳かき1杯と俗に言われているが、明確な基準はない。
心配な場合はそれでもいいが、卵黄1個分くらいまでは、気になる症状がなければ倍量ずつどんどん進めていきましょう。

かたゆで卵は、茹でた後なるべく早く卵黄のみ取り分ける。
※卵白アルブミン(卵アレルギーの代表的なアレルゲン)は水溶性なため、茹でてしばらく時間が経つと、卵白から卵黄に移行してしまう。

裏ごししておかゆなどの料理に混ぜて使う。残りはラップに包んで冷凍してもOK。

●7~8ヶ月頃(離乳食中期)→「卵白」
卵白が食べられるようになるのは、離乳食を2ヶ月経験し次の段階に入った離乳食中期から。
離乳食初期に作っていたかたゆで卵の卵白にチャレンジする。
最初は卵黄の時と同じように、少量からスタート。日にちをかけて徐々に量を増やしていきましょう。
この時期の目安量は、卵黄1~全卵1/3。

※いきなり卵白を食べさせるのが心配な方
STEP1→生の状態で卵黄だけを取り出し、微量の卵白で薄焼き卵を作ってみる。
STEP2→全卵をよくかき混ぜ、フライパンで全卵1/3量くらいを薄く敷き、卵をじっくり焼く。刻んで、食べやすいサイズにする。

●離乳食後期以降
ハンバーグやお好み焼きなど、卵をつなぎとして使い、時間をかけてじっくりと焼くタイプのメニューに使用してもよい。
この時期の目安量は、全卵1/2まで。

●離乳食完了期以降
卵焼き、炒り卵、オムライス、卵とじスープなどに使用してもよい。
この時期の目安量は、全卵1/2~2/3。

かたゆで卵の作り方

普通のゆでたまごを作るように水と卵を入れて火にかけ、沸騰から20分茹でる。

冷凍保存

かたゆで卵を冷凍すると、ぱさぱさになるので、冷凍の場合は、炒り卵や錦糸卵にするのがオススメ。

たまごの離乳食レシピはこちら

【離乳食初期】黄身のだしのばし

◽︎◾︎ やまひこオフィシャルレシピ ◽︎◾︎ ▽5ヵ月から

【離乳食中期】野菜と卵のおかゆ

◽︎◾︎ やまひこオフィシャルレシピ ◽︎◾︎ ▽ 8ヶ月か

【離乳食完了期】具沢山 茶碗蒸し

◽︎◾︎ やまひこオフィシャルレシピ ◽︎◾︎ ▽ 1歳か

中尾友紀先生

こどもの食育クリエイター管理栄養士 
中尾 友紀先生監修
Instagramアカウント @kodomonoryori