
離乳食おすすめの理由
しらすは身がやわらかいので茹でてすりつぶすと赤ちゃんでも食べやすく、消化もしやすい。離乳食初期からとても頼れる食材。旨味を生かして他の野菜と一緒に調理したり、おかゆの味付け代わりにもなる。
ちりめんじゃこは硬さがあるので、噛むのが上手になる完了期ごろからあたえましょう。
1回あたりの量 中期:10から15g 後期:15g 完了期:15から20g
栄養
100gあたり牛乳約2本分のカルシウムが含まれています。
カルシウムだけでなく、タンパク質やビタミンB12、カルシウムの吸収を促進するビタミンDも多く含まれ、不足しがちな栄養素を補えます。
そもそも「ちりめんじゃこ」と「しらす」ってどう違う?
どちらも、いわしの稚魚ですが以下のように区別されます。
釜揚げしらす…生のしらすを釜茹でしたもの
しらす(干し)…釜茹でした後に少し乾燥させたもの
ちりめんじゃこ…しっかりと乾燥させたもの。
5~6cm程度の生しらす…田作り(「ごまめ」ともいう) に使われる。※釜茹でせずに、素干ししたもの。
7~10cm程度の大きくなったもの…煮干(いりこ)に使われる。
15㎝程度の大きくなったもの…カタクチイワシと呼ばれる魚
25㎝程度の大きくなったもの…マイワシと呼ばれる魚

離乳食のしらすはいつから?
初期から食べることができる。ただ、塩分が多いため下茹でしてから使用する。
塩抜きしたらすりつぶしてなめらかにする。
※食塩不使用で製造された、離乳食に使いやすいしらすも販売されています。
しらすの下ごしらえ
沸騰した湯で1分ほど茹でる。茶こしなどで水気を切り、塩抜きする。
又は、熱湯に5分ほど浸したあと、茶こしなどで水気を切ってから使う。
小エビなどもが混入していることもあるため、取り除く。(アレルギーの注意が必要)
塩抜きしなくてよいのはいつから?
後期までは塩抜きする。完了期からは塩抜きせずに調理できる。
だしとの相性
しらす自体に旨味があるので、その旨味を昆布だしでさらに引き上げる事で美味しさが増す。
魚臭さも気にならなくなるため、しらすが苦手だった子も食べやすくなるかも。
<だしとのおすすめの使い方>
和食を中心に相性が良い料理が多く、幅広い料理で活躍。特に、昆布、野菜との組み合わせは美味しくてオススメ。
しらすの離乳食レシピはこちら

こどもの食育クリエイター管理栄養士
中尾 友紀先生監修
Instagramアカウント @kodomonoryori